プロフェッショナルを目指す！解体工事のプロの仕事とは？

解体工事と聞くと、家屋などを破壊し、出た瓦礫を細かく粉砕してトラックで運ぶだけ…といった作業内容を想像する方が多いかもしれません。

しかし、解体工事は非常に高度な技術が要される、プロの仕事の集合体です。

ここでは、解体工事のプロフェッショナルたちの仕事について解説していきましょう。

解体作業員の技術

解体作業員は、ただむやみに家屋を解体しているわけではありません。

まず、解体道具であるバールにも数多くの種類があり、家屋のどの部分にはどのバールを使うべきか、しっかりと把握していないと大きなトラブルが発生します。

また、建築トビ、組立トビ、鉄骨トビ、機械トビなど、さまざまな鳶職のプロフェッショナルな技術が求めらるでしょう。

そもそも、解体工事をする現場によっては細かな足場を組まなければならなかったり、それに乗りながら安全に解体する技術力も求められます。

当然、重機を運転できるだけでなく、どれだけ粉塵をまき散らさず安全に家屋を解体できるか、そういった技術も求められるでしょう。

いろいろなプロフェッショナルが協力し合い、はじめて安全な解体ができることを忘れてはなりません。

また、解体工事は細かい作業を多く行うことから、高度な資格取得者が活躍する現場としても知られています。

例えば、金属をガスで切断する作業が求められる際、その作業にはガス溶接技能講習を修了した作業員でないとタッチすることができません。

また、古い家屋などはアズベストが発生することが多く、石綿作業主任者技能講習修了者などがいないと、それらに対応することができないのです。

そして、それら全てをしっかりと管理・把握し、安全に家屋を解体するための技術が求められるのが現場監督でしょう。

現場監督には特別な資格はありませんが、「解体工事施工技士」と呼ばれる資格が存在しており、これを持つ現場監督を配置する解体業者は信頼できると考えていいかもしれません。

国家資格のひとつであり、ひじょうに難易度も高い資格となっています。

解体工事には、数多くのプロフェッショナルが集い、彼らの英知が集うことで安心・安全に家屋が解体できていることがわかったのではないでしょうか。

実際に、解体工事をする人物は高く評価されており、高い給与をもらいながら仕事をすることができます。

解体工事に興味がある方は、“なんとなく”ではなく、よりレベルの高いプロフェッショナルを目指してみてはいかがでしょうか。